喪主・ご家族 様
~ 知っておきたい…葬儀の基本とマナー ~
はじめて喪主を務めることになった方も多いと思います。
喪主を務めるための基礎知識(喪主の服装、喪主の挨拶など)としてお役にたてればと思います。
下図のような順番が一般的とされています
よく見られる一般的な例として解説します
※スーツは、ダブル・シングル共にどちらでも構いません
アクセサリー類は、結婚指輪以外は基本的にはつけない方がよいですが、
パールのネックレスかイヤリングのどちらか片方はつけてよいとされています。
化粧や髪形もできるだけシンプルにされる方がベストです
一般的なものとして下記にご説明致します
※家族葬や密葬の場合は、お葬式後に葉書にてお知らせする場合もあります
その他、地域の連絡網や新聞のお悔み欄をご利用される場合もあります
電話の場合…緊急度の高い場合は特に電話で連絡し、地域の連絡網がある場合はそちらを利用される方が良いでしょう
メールの場合…使用してはいけないと言うルールはありませんが、
見る見ないが相手に依存されており、確実に伝わる手段ではない為、出来るだけ電話で連絡を行う方が良いとされています
内容は一般的に以下の通りです
<連絡事項の例>
・故人の氏名
・喪主の氏名
・死亡日時
・通夜、葬儀の日時と場所
・連絡先
文章を紙に書いて読まれても構いませんが、
何より心よりお礼を申し上げることに意味がありますので形にこだわる必要はありません
例としては以下の通りとなります
生前は、格別のご厚情(こうじょう)をたまわりまして、本人も大変感謝しておりました。深く御礼申し上げます。
なお、明日の葬儀・告別式は○○時からでごさいます。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
本日は本当にありがとうございました。
故人は、昨年末から体の不調により入院をしておりました。最近では少し回復していることもあり、このまま元気になってくれるのではと期待していた時期もありましたが、○月○日、急変し永眠いたしました。
突然のことで私もまだ、信じられない気持ちでございますが、故人は皆様に支えられ、幸せな人生を送ることができ、深く感謝申し上げます。
(ここで少し思い出や人となりを話す方も多いです)
今後は家族で助けあい、故人の分まで頑張って参りたいと考えておりますので、どうか皆様、今後とも変わらぬご厚情をいただきますようお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。
・重ねて 重ね重ね 重々
・たびたび またまた いよいよ ますます
・次々 続いて 引き続き
・再び 再度 再三再四 繰り返す 返す返す
普段使わない言葉を使う為、文章を紙に書いて読まれても構いませんが、
心よりお礼を申し上げることに意味がありますので文章が無くても言えるようなら、形にこだわる必要はありません
例としては以下の通りとなります
このように大勢の皆様にお見送りいただき、さぞかし故人も喜んでおることと存じます。遺された私どもは未熟者ではございますが、今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻(べんたつ)たまわりますようお願い申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。
本日は、誠にありがとうございました。
故人存命中は、皆様方にひとかたならぬご厚情(こうじょう)をたまわりまして、心から御礼申し上げます。皆様方にお見送りいただき、さぞかし故人も喜んでいることと存じます。
(ここに、故人の人となりや思い出を話される方も多いです)
残された私どもは未熟者ではございますが、今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻(べんたつ)をたまわりますようお願い申し上げまして、ご挨拶に代えさせていただきます。
本日は本当にありがとうございました。
・重ねて 重ね重ね 重々
・たびたび またまた いよいよ ますます
・次々 続いて 引き続き
・再び 再度 再三再四 繰り返す 返す返す
葬儀や通夜に参列に行くこと、葬儀や通夜に駆けつけられず、後日自宅を訪ねてお悔やみを述べることを「弔問」といいます。
【どうしてもお断りした場合】
家族葬・密葬にされる方が近年増加傾向です。
その場合に、故人が「生前に身内だけで送られることを希望していた」など、故人の意向を伝えること自体は失礼にはなりません。
それでもぜひ弔問したいと希望くださる方は、故人との関係や思いがあるわけですので、
それを理解した上で弔問くださることに感謝の思いを伝えましょう
各お寺様ごとに考え方がありますので、直接お伺いしても失礼にはなりません。
お寺様に聞かれる場合は
「皆さん、お布施はどのくらいされていますか?」と聞かれた方がよいかと思います。
また、菩提寺ではなく、葬儀社にお願いして手配して頂いた僧侶であれば、その葬儀社にお伺いすれば教えてくれます。
・通夜返礼品
・会葬返礼品
・香典返し(当日返し・忌明け返し)
・法要のお返しの引き出物
返礼品と香典返しは、弊社にてお取扱いしており、カタログから選んで頂くだけでご用意致します。
仏の世界に旅立つ姿として白装束が用いられることから、香典返しに「さらし」が利用されていました。このことが現代に引き継がれたのが、『タオル・シーツ・毛布』などの繊維製品です。
…お茶・コーヒー・のり・砂糖などの食料品
昔の葬儀では、親族や近隣の人々がお供えを持ち寄って行う習慣があり、通夜に来られた方には通夜振舞いの席を設け、来られなかった方には品物を贈っていました。これが香典返しの原点とされています。
香典返しや忌明けの法要の引き出物として、食品類を用いるのはこの名残と言われています。
…石鹸や洗剤
不幸や悲しみを洗い流すという意味があるほか、実用品としてもよく利用されています。
…漆 器
不幸を塗りつぶすという意味と、白木を仏の世界に旅立つ白装束にたとえ、二度と不幸がないよう「色直しをする」という意味から利用されています。
…陶 磁 器
昔は人が亡くなると土に埋葬されていましたが、このことから「人はみな土に還る」という意味も込め、陶磁器を贈って故人を偲ぶ習慣があります。
他にも地方や葬儀の形式によって内容はそれぞれです。