コラム

葬儀料理

【葬儀の料理】通夜食・お斎・精進上げとは?それぞれの意味と費用の目安

葬儀には参列者をもてなす「お料理」が欠かせません。
通夜や告別式のあとにふるまう料理には、それぞれ意味やタイミング、形式があります。初めて葬儀を執り行う方にとって、「どんな料理を出せばいいのか」「費用はどれくらい?」といった疑問も多いでしょう。

この記事では、通夜食・お斎・精進上げの意味や違い、最近の傾向、費用の目安やよくあるご相談について、わかりやすくご紹介します。


■ 通夜食(つやしょく)とは?

通夜食とは、お通夜が終わったあとに参列者へ振る舞う料理のことです。
故人を偲びながら、親族や近しい方々で静かに食事をする場とされています。

● 通夜食の特徴

・通夜は夕方以降に行われるため、その後に食事をするのが一般的です。

・参列者の人数が事前に読みにくいため、オードブルや寿司の盛り合わせなどが多く用いられます。

・お酒や飲み物とともに、故人を語り合う時間でもあります。

● 通夜食の費用目安

人数や料理の内容によって異なりますが、以下が一般的な目安です。

料理形式価格の目安(1名あたり)
オードブル・寿司盛り約1,000〜3,000円
弁当形式約2,000〜5,000円
飲料(別途)約500〜1,000円程度

■ お斎(おとき)とは?

お斎とは、告別式のあとに行われる会食で、参列者への感謝とともに、故人を偲ぶ意味合いを持つ食事です。
仏教における重要な儀式の一環でもあります。

● お斎の由来と現在の形式

本来は「精進料理(肉や魚を使わない料理)」が基本でしたが、最近では形式にこだわらず、懐石風や和洋折衷の御膳形式が主流となっています。

● お斎の席次や構成

  • 親族を中心に、僧侶やお世話になった方をお招きします。
  • 喪主による挨拶や献杯が行われることもあります。
  • 簡単な法要(初七日法要)を兼ねて行うことも増えています。

● お斎の費用目安

料理形式価格の目安(1名あたり)
精進料理膳約3,000〜6,000円
懐石・御膳料理約5,000〜10,000円
子ども用メニュー約2,000〜3,500円

■ 精進上げ(しょうじんあげ)とは?

「精進上げ」は、仏教において忌明け(四十九日)を迎えた際に、精進料理から日常食へと戻す儀式的な食事のことです。

ただし、現代では形式が簡略化され、火葬場から戻った当日に初七日法要と併せて行うケースが増えています。

● 現代の精進上げの位置づけ

・僧侶や世話役への感謝を込めた**「慰労の会食」**としての意味合いが強くなっています。

・お斎とほぼ同様の料理内容で、懐石風や御膳が選ばれることが多いです。

● 精進上げの費用目安

料理形式価格の目安(1名あたり)
精進落とし御膳約4,000〜8,000円
簡易懐石膳約5,000〜10,000円

■ よくあるご相談と対応

● 「こんな料理にしてほしい」といったご希望に対応できますか?

→もちろん可能です。当社では和食・洋食・中華など様々な形式に対応しております。お好みの料理や苦手な食材など、細かくご相談いただけます。

● 「予算はこれぐらいに抑えたい」という相談も可能ですか?

→ご予算に応じて、複数のプランをご提案しております。
事前にお打ち合わせいただくことで、無駄のないおもてなしが実現できます。

● 急に人数が変わっても対応できますか?

→通夜食などは追加対応が可能な盛り合わせ形式をおすすめしています。
当日でも柔軟にご対応いたしますのでご安心ください。


■ 料理は「故人を偲ぶ場づくり」の一部

葬儀のお料理は、ただの食事ではなく、故人を偲び、感謝を伝えるための大切なひとときです。
参列者の心を癒やすおもてなしのひとつとして、丁寧に準備することが大切です。

ご家族のご希望や予算に応じて最適なプランをご提案いたしますので、どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。


■ 最後に

「料理は葬儀の一部」と捉えず、感謝と敬意を込めた場づくりのひとつとして捉えることで、より心のこもったお見送りができます。

もし「どれを選べばいいかわからない」「費用が不安」という方は、ぜひ事前相談をご利用ください。
経験豊富なスタッフが、故人様とご家族の想いに寄り添ったご提案をさせていただきます。

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